今年のお正月過ぎからずっと忙しくて亀のような更新ですが、今更ですが、2020年年末~2021年お正月までの忘備録。

去年の11月末~12月末まで、父が脳梗塞で入院し、コロナだし大丈夫だろうか??と家族みんなでとっても心配していましたがなんとか復活してくれました。

父は前回2009年に脳梗塞になった時は、バリ旅行の1週間前、今回も赤坂のANAインタコンチをGoTo利用で2泊予約していたのに、その1週間前に脳梗塞入院となりました。
結婚記念日に家族の思い出が沢山の赤坂ANAに行くの、両親二人でとっても楽しみにしていたので、とってもかわいそうでした。
そしてコロナの時期、面会もできず、ただ、週に2回、着替えと頼まれたものだけを持って病院まで行く母も気の毒でした。

父は入院してもへこたれず、入院当初は「年末に予約していた毎年恒例のホテルビュッフェは絶対行くから、来週には退院するから!」と言っていましたが、入院2週間後からは、難しいなと言い出し、挙句の果てには、もう2階で寝れるとは思えないから、1階にベッド買ってよ!と言い出す始末。
通常の入院と違って面会のかなわないコロナ時期の入院は、患者はいつも一人なので、思った以上に孤独で、本人もどんどん気力消沈していく感じで辛かったです。

ただ父が入院していた病院は、メールを受け付けてくれるので、妹達と一緒にメールを順番に送って、父が毎日退屈しないようにとかできたのが良かったです。
誰ともしゃべらない日が続いてたので、ぼけちゃったらやだなと思い、私は簡単な思い出クイズをメールに書いてました。が、あとで、聞いたら答えが全然わからなかったらしいです。
超簡単と思った昔の思い出を色々聞いたのですが、全く覚えてなかったらしく。
まー、同じ時間を共有しても覚えてることは人それぞれということで。

ちなみに、最初父の担当の先生からは、1ヵ月での退院は難しいです。今の病院を退院したらその後はリハビリが出来る病院に転院するのが望ましいです。と言われてました。
ただ、母と私は大反対。コロナ時期にリハビリできる病院に入院してコロナにかかるリスクや、面会できず誰ともしゃべらず父がぼけちゃうリスクを考えたら、たとえ実家に戻って不自由でも実家に戻らせるのが一番!と確信してました。

ということで、区のケアマネージャーさんにも相談してどうしても一ヵ月で退院したい。その後は家で大変でも面倒みたい!と伝えたら、「わかりました。ではその方向で動きます。」とのこと。
先生も了承してくれて、父も年末に実家に戻ってくることができました。

ケアマネージャーさんもすぐに介護認定をとれるように手続きしてくれて、父に直接会って、さらに家にも見に来てくれて、父が退院する前には、家中に手すり、1階にフランスベッドを手配をしてくれました。
さらにお風呂にシャワーする際に座る頑丈な手すり付きの椅子も買って、あっという間に迎え入れ体制が完了!
介護認定がとれると、月々色々なものが安価で借りれるので本当に助かりました。
手すり、ベッドレンタル、介護士さん週1訪問で月1万円行かない位?
この対応の早さ、至れり尽くせりの介護保険、日本てすごいな!と素直に感じました。

しかし、退院の時はショックでした。
入院時救急車呼んだ時は、私たちもすぐ実家にかけつけて倒れてる父をなんとか起こして救急車まで見送ったのですが、退院してタクシーから降りる時の父は、1ヵ月前とはうってかわってよろよろで、、、。タクシーから降りるだけでも3分以上かかった感じ。
タクシーから家の玄関までの通常10秒かからないところを、タクシー降りてから10分くらいかけて杖つきながらゆっくり家に入る感じ。
その時は、もう二度と父と外を一緒に歩くこともできないのか?父が2階で眠ることはもう2度とないのか?と途方にくれました。

その後1カ月間は父は1階のベッド、母も1階のダイニングでお布団敷いて寝ていましたが、1ヵ月したら父は2階の寝室で寝ることが可能になりました。
最初は杖つかないと2階まであがれませんでしたが、今では手すり使って2階まで自力であがれるようになっています。
ゆっくりですが、家の周りを一緒に散歩することもできるようになりました。
なので、今では仕事がどんなに忙しくても週に1度だけ実家に行って家の周りを一緒に散歩することにしています。家の周り1週も私一人なら2分のところ、父と一緒だと最初30分かかったのではという感じでしたが、最近は10分位でまわれるようになってます。

でも、父が弱って気づいたのは、外は危険が沢山。車よりもむしろ、ワンちゃんが突然同じ方向に向かってきたり、自転車や、走る小さなお子さん、一緒に散歩する時は気が抜けません。
そう考えると意外にも実家に階段があったことは良かったです。
というのは、階段ってすごくいいリハビリになるのです。
しかも手すりあって安全。障害物もないし。
梅雨や夏の暑い時期、とりあえず、1階から3階の屋上まで登って、さらに屋上の上をうろうろしてると結構なリハビリになるので、年とっても家に階段あるのはむしろいいことだなと最近では思っています。
いくつになっても階段上り下りが苦じゃないように、私たちも今のうちから鍛えておかなくちゃ!なんて思ってきています。

父は、イギリスに住む甥っ子、姪っ子が結婚する時、イギリス行くとか、シンガポールに毎年北京ダック食べにいくなんて言って、コロナの時期だったのに、去年の春すぎにパスポートも更新してました。はたしてまたいつか一緒に海外行けるようになるかしら?
でも目標は大きく持たなくては!と一緒にまた海外行けることを夢みていつもリハビリにつきあってます。

ということで、結構大変だった年末年始でしたが、こういうこともあって去年の年末はホテルビュッフェなしとなりました。
その代わり、旦那様がいいお肉をいっぱい買ってきてくれて、年末は焼肉。
お正月は通常のお節&お寿司になりました。

今の時代、家族でそろってご飯一緒に食べられるだけで十分幸せですね。
旦那様の実家には、緊急事態宣言が出ていたので、東京と近い神奈川なのにもかかわらず、お正月は行けなかったです。その後緊急事態宣言が解除された時に慌てて行ってきましたが、旦那様両親も元気でいてくれてほっとしました。
私たちも年とってきたので、両方の親が元気でいてくれるだけでありがたいことで、なるべく親孝行しなければ!と思ってます。

ということでお正月に食べたものたち。

2020年のお正月には、もう疲れたからお節は今年限りと言っていた母でしたが、
父のことがあったせいか、今年もいそいそとお節を作っていました。
イギリスの妹が羨ましがるので、毎回写真を撮って送ってます。
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焼肉とお寿司。
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締めのガーリックライス。姪っ子の大好物です。
去年は妹家族にコロナのせいで会えなくて本当に残念でした。
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